特に体育会系出身なわけではないけれど、
先輩というものは後輩に対してある程度偉そうにすべきだと思う。
目上の人間から敬語で接されるということは、対等の関係として見られているということで、それが嫌だというのは先輩後輩という関係に甘えたいだけなのかもしれないが。
まぁ、仕事の世界ってのはデフォルトで敬語敬語敬語なものなのかもしれないけど、やっぱそういう社会はひどく疲れる。本音をコーティングする仕様だから。
学生の間ぐらい、ぬるま湯な環境に浸っててもいいんじゃないかしら。
先輩後輩の関係ってのは
上司と部下という、仕事上の役割分担の関係とは違う。
ただ付き合いやすいように互いに役を演じているような。
もうちっと柔らかい、カジュアルな関係でいいと思う。
「アホかw」
てのはツッコミとして機能するけど、
「あなたはアホですか」
とか言われたら笑えなさすぎるというか。
逆に、後輩は先輩に対して過剰に敬意を払う必要はないと思っている。
丁寧語は使うけど尊敬語や謙譲語は意識して使わない、みたいな自分ルールがあったりする。
一定以上の頻度で顔を合わせる仲だと、敬語を使うということが、
明示的に一定のラインを引く行為であることを強く感じてしまう。
微妙なのが、年下の先輩/年上の後輩 という関係だ。
あー、歳とかよりむしろその人の雰囲気とか
その人に対する周りの態度とかが本質か。
普段あんまり年齢というものを意識することが無いし、
ネットみたいな環境だとそもそも相手の歳がわからないし。
たいていの場合、初対面時には敬語から始めて、
徐々に適度な距離感を探っていくという感じになるけれど、
そういう探り合いがすごく面倒くさい。
控えめに言っても、あまりそういうのを楽しめる性質ではない。
俺はそんな人間だから、何の打算も無く、さっくりこっちの内側に踏み込んで来る人に対してわりと好感を持ったりする。
特に器量が良いわけでもないのにナチュラルにそれができる人は尊敬にすら値する。
自分としても、そんな絶妙なカットインができればフラグも立ち放題だと思うのだが、そういうのを受け付けない人間も多いのが難しいとこだ。
確かにベタベタの馴れ合いってのも気持ち悪いものだけど、まぁ、コミュニケーションてのはそうやって進めていくもんなんじゃないだろうか。それしかないとは言わないけど、他人の気持ちなんてそう簡単にわかるわけもなく。
中身の無い会話に適当に相づちを打っていくような上っ面の付き合いも大事なのだと思っている。そういうものの積み重ねがあればこそ、ある時いきなり面白い話題に飛躍したりするのだから。
そんなことをつらつら思いつつ、
まわりに関西人が多い環境ってのは癒しだよなーと感じる春なのでした。
ちとツッコミが厳しすぎる感は否めないんですけども。ええ。
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